社労士開業 社労士が身につけるべき能力 「見抜く」
今日は、大上段から構えたテーマで、
「社労士が身につけるべき能力」という話をしたいなと思います。
一般的に、企業を顧客に活動する社労士は、「人」というテーマを扱い、経営者から相談を受ける立場にあると言えますので、「人や物事の本質やしくみを見抜く能力」を身につけていく
必要があると思っております。
もちろん、「見抜く」と言っても「人」や「経営」に正解があるわけではありませんので、すべてが見えるという意味ではありませんが、
なんせ高い精度で「人」の本質と物事のしくみを見抜いて、それを伝えることができる能力がある程度必要だと思うのです。
かく言う私は、「見抜く能力」を身につけることができるよう努力はしていますが、テーマが壮大なだけにまだまだ修行中の身だと思っていますし、すべてを見抜くのは無理だと思っていますし、その必要もないのかなと思っています。
と言う一方で、「ポイント」くらいは見抜けないと、経営や人間にとって「ピントはずれ」のアドバイスを
することになりかねません。
だから、「見抜く」という訓練は、日常的にやっていかないといけないのかなと思っています。
だから、こうして研究して発表するわけです。
ここでは、人や物事の本質やしくみを見抜くヒントをあげてみます。
「見抜けるようになるためのヒント」
1、予想、仮説を立て、検証する
「見抜く」という作業は、すべては予想や仮説から始まると思っています。
というのも、過去も含めて「今起きている事象」に対して未来にどうつながっていくかを推測することが「見抜く」ということだからです。
わかりやすく言うと、
「今(過去)がこうだからこうなる(なったん)でしょ?」
がわかるかどうかとうことです。
よって、「見抜く」という能力は、普段から、予想、仮説、検証をしていかないと身につかないということになります。
ちなみに、相談に乗る立場の人は、職業病的にこの訓練をしていないとかなり厳しいというのが私の持論です。
2、つながりを知る
「見抜く」とは、「見えないものが見える」ということです。
つまり、見えるものから、見えないものを高い精度で推測しないといけません。
この際、大事なのは、「見えるものとつながっているものを見ようとすること」です。
つながりを知ることができれば、一を聞いて十知るということができるようになってきます。
われわれ社労士は、多くの場合、経営の現場にいないわけで、少ない情報からポイントを汲み取っていかないといけません。
そのためには「何と何がリンクしているか」を知っていると強いということです。
3、しくみを知る
つながりを知ることに通じることでもありますが、「しくみを知る」とつながりが見えてきます。
例えば、車が故障したときなんかは、どこが故障したかを特定するには、車のしくみがわかっている整備士さんの方が、素人の人よりも故障した原因を特定するのが早くなるのはおわかりでしょう。
「人」や「組織」や「経営」などのしくみが、わかればわかるほどつながりが見え、本質的な問題や課題が見えてくるのです。
4、原則を知る
リンゴが木から落ちるように、物事には「原則」があります。
この「原則にのっとる」とは、「エスカレーターに乗る」ようなもので、上に行きたいなら昇りのエスカレーターに、下に行きたいなら下りのエスカレーターに乗ると楽に早く行けるような感じです。
逆に原則に逆らうと、上に行きたいのに、下りのエスカレーターに乗っているようなもので、そりゃ進みません。
物事がスムーズに行かなかったりするのは、原則に逆らっているからと言えます。
5、フラットな状態でフィードバックを適切に得る
見抜く上で気をつけたいのが「思い込み」です。
「思い込み」は見抜く精度を低めます。
「思い込み」を外すものは、ありのままを受け入れるフラットさと、相手や事象から発信されるフィードバックを適切に受け入れる姿勢にあるように思います。
フィードバックさえ適切に得ることができれば、自分の位置や進んでいる方向がわかり、周りの状況やこれから来る障害がわかり、より目的地に向かって早くスムーズに進めるようになります。
逆にフィードバックを得ないことは、目をつむって外を走るようなものです。
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