社労士実務 正確な書類を作成するコツ3
前2回に引き続き、正確な書類を作成するコツを
申しあげます。
社労士実務 正確な書類を作成するコツ3
3、意図を見抜く
私は、いろいろな教材で「意図」を見抜くことの
重要性を口をすっぱくして言っておりますが、
全ての書類は「人」が作ったものですので、
必ずそこに意図があります。
まず行政の意図。書類は行政が意図を持って
提出させているわけなので、当然「欄」は行政が
知りたいことを書かせるために作られています。
だから、「記入欄」はただ埋めればいい、という
ものではなく、「行政は何を書かせたいのか、何が
知りたいのか」という意図を、法律、制度、行政の施策等
から、想像力を駆使して見抜こうとする努力が必要です。
そして、もう一つ、賃金台帳やタイムカードや履歴書など、
企業の担当者や労働者が書いたものも意図があります。
面白いのですが、これらの書類は人によって、
そのときの心境や性格が出たりします。
また、その人が持っているパターンが表れます。
そういった「この書類を書いた人の意図やパターン」
を見抜くことは、正確な書類を作成するのに、
とても大切なスキルと言っても過言ではありません。
意図を見抜こうと努力することをやっていってください。
続く・・・・
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