社労士開業に必要なもの

社会保険労務士 開業のヒント社会保険労務士, 開業

「これから開業しようと思うのですが、開業時に必要なものって
何ですか?」
社会保険労務士で開業したいと思っている方から、
よく聞かれる質問ですが、基本的に開業する際必要なものは、次の
3つに分けて考える必要があります。
1つは、絶対に必要なもの。
2つ目は絶対に必要ではないが、ないと不都合が生じるもの。
3つ目は、あったら便利なもの。
それぞれ説明しましょう。

開業に絶対に必要なもの

お金をかける優先順位のうち、最も優先すべきなのが、
「絶対に必要なもの」であるのは言うまでもないのですが、
当然初めて社労士として開業するときには、「そもそも絶対に
必要なものって何?」ってことはわからないですよね?
そこで、ご参考までに私が「これらは社会保険労務士という仕事では、
最初に必ず要る」ものだと思うものについてお話します。
1、提出代行印
所定の大きさがあるので、社労士会に確認したり、
ネットで調べたりして作成します。
ちなみに、会や団体によっては、日本法令の回転式の日付がついた
代行印を割安で頼める場合もあるようです。
そちらも所属社労士会や団体で検討の余地があるでしょう。
ちなみに、私はその日本法令の代行印を愛用しておりますが、
ついには日付がなくなってしまい、日付部分だけ改造して使っております。
2、17条附記、賃金台帳、出勤簿、労働者名簿のゴム印
17条附記についても大きさが決まっているので代行印と同様です。
あと、賃金台帳、出勤簿、労働者名簿のゴム印は、17条附記に収まる
大きさで作成します。
当然、朱肉や黒のスタンプ台も必要です。
3、名刺
名刺については、どういう名刺を作るべきかは、
多くの人が興味あるかと思います。
パソコンの手作り名刺よりはプロが作った名刺の方がいいですし、
内容を工夫するのもいいでしょう。
営業ツールとして考えると、かなり使えますので、また別の機会に
お話したいなと思いますが、とにかく名刺は必要です。
なお、最初は1種類でもいいですが、顧客用と行政用とに個性的な名刺と
無難な名刺ということで2種類作っておくのがいいと思います。
4、電話とFAX
電話は言うまでもありませんが、FAXも必要です。
社会保険労務士という仕事は、顧客や行政と実にFAXでやりとり
することが多い仕事です。
できたらA3サイズが出せる普通紙用のものが望ましいですが、A4でも
感熱紙でも、今あるものを使ってもいいと思います。
が、感熱紙は、時間の経過とともに劣化し、見えなくなってしまうので、
「保存」ができないことを申し添えます。やはり、普通紙FAXがいいと思います。
5、ビジネスバッグ
A4書類がラクラク入るもので、センスが悪くないものを選びましょう。
あと、業務書籍など、結構かさばる書類を入れる機会も多いので、
容量が大きめのものがおすすめです。
6、電卓
社労士業では、とても使う機会が多いツールですので、事務で使うのは、
小さなものよりも大き目のものがよいでしょう。
7、封筒(長3、角2)
封筒は2サイズ用意します。最初はホームセンターでもいいので、
100枚まとめ買いをしておきましょう。1000円でお釣りがくるかと思います。
資料も含めて、封筒に入れて渡す習慣は、あなたのビジネスの気遣い度を
相手に伝えます。
もちろん、できたら印刷したものがいいですが、長3サイズならプリンタでも
印刷できますので、
最初からお金をかける必要もありません。
もちろん、以上の他に、文具や机やあなたの印鑑が必要なのは
言うまでもありませんが、当たり前すぎるものは省略しております。
今回、社会保険労務士で独立開業するにあたって、必要なものを
見てきましたが、次回は、
「必要というわけではないが、ないと不都合が生じるもの」
をお届けします。
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