社労士開業日記 働くって 250916

社労士開業日記社会保険労務士, 開業

最近よく考えることがあります。

「人は働くということをどのように捉えているのだろう」
と。

「働く」とは何ぞや?
という問いに対して、私なりの
結論はありますが、経営の現場でいろいろな経営者や
従業員の話を聞くにつれ、
「うーん、それでいいのかなあ」
と心配になってしまったりします。

企業側も従業員側も「働く」ということを、
自分に都合のいいようにだけ捉えてしまうと、
企業側では究極行きつくとこまで行きつくと、
「利益を生むための道具」
として人を扱ってしまうし、
従業員側では同じく、
「自分の権利を守るための入れ物」
として、企業を食い物にしてしまう・・・。

ここで提案したいのは、「働くとはなんぞや」と
いうことを、労使で定義することです。
つまり、「うちの会社では“働く”とは、
こういうことですよ〜」と。

もちろん、企業にとってだけ都合がいい定義では
ダメですし、従業員がわからないあいまいすぎるものでも
ダメです。

では、どんな定義がいいか?
私がお勧めする定義は、
「働く=役に立つ」
です。

で、役に立つを辞書的なもので調べると、
「使って効果がある。有用である。」
と書いてあります。

私が考える「働く」とは、
ただ、作業をすることではなく、
期待された仕事をきちんとすることによって、
役に立つということです。

「働く」や「仕事」を、「役に立つ」という概念で
企業全体で共通認識として持つことによって、
最初のボタンの掛け違いを防げるのではと考えます。
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